シェア専用物件


前項で示したように、現在のシェアハウスは外人ハウスやゲストハウスの発展系です。日本には古くから長屋文化があり、集まって住むことへの抵抗はもともとは少なく、複数で住むメリットというのを分かっていたのですが、戦後の欧米文化の浸透により、共有よりもプライバシーを優先するようになったためこのような形式はなかなか認められませんでした。ですが2000年代になり、シェア・共有という文化が若者に認められるようになると、シェアハウスは急激に進歩することになります。

それまでシェアできる物件というのは貸主次第であり、専用の物件というのはゲストハウスくらいであったのが、借主のニーズが高まったきたため業者が専用の物件を用意するようになったのです。それまでは共有部分はそう大きなものではなく、キッチンやバスルームなどは時間帯が重なると使用することが大変で、それも決めなくてはいけませんでした。ですが専用設計により、それらは広く、複数人であっても使用することができるようになっています。今までの物件は他人が一つの家で過ごすものでトラブルもありましたが、専用物件は多人数が一緒に暮らしてもプライバシーが確保され、窮屈でない寮のようなものと考えれば分かり易いと思います。